今日はゆっくりめで、8時くらいに目は覚めたものの9時くらいまでゴロゴロしていました。今9時半。さっきシャワーをしたところ。昨日は結構起きていて、ずっと日本のテレビを見ていました。サンフランシスコ、すごいですねえ。あんなに日本のテレビをやっているんですねえ。絶対見たい!という気持ちはもともと少ない私でも、いざテレビでやっていると見入ってしまう。ひとつ屋根の下2>料理の鉄人>朝の連続ドラマふたりっ子>大河ドラマ毛利元就>協奏曲>へんな宗教(キリスト教)テレビ、とずっとやっていましたね。最後の宗教のまでじっと見入ってしまいました。
2012年5月3日木曜日
Mtweb: 旅行アーカイブ
今日はもともと買い物に出かけよう、ということになっていたのですが、ここに来て私たちは気付きました。元手がない以上、買い物に行っても何も買えない。だから面白くない。いやあ、当り前のことなんですけどね。私は普通のオンナの子とちょっと違って、ウィンドウショッピングができないオンナなんです。「目的がないのにお店をはしごしてウロウロする」ということができない。単なるワガママかもしれないですけどね。だからよく日本でうちの姉とケンカしてました。「ちょっと靴みていこーよー」と姉が言って、「買うの?」と私。「いや、お金持ってきてないから今日は見るだけ」「えーーー」という感じです。こうやって書いてみると、いかに自分が利己的かが分かりますね。今さらだけど、お姉さん、ゴメンナサ� ��。
ということで、今日は相手がAということもあって、もうダウンタウンに行くのはよそう、ということで一致団結。プルマンに帰ってからの日本料理生活のために、何か食材を買いに行こう、ということになりました。へへへ。私はひそかに昨日のコマーシャルでチェックしておいたのですが、長崎にお住まいの方は全員知っている、九州の方ならだいたい知っている、リンガーハットの商品。この近辺の日本食材店では扱ってるみたいなんですね。ワシントンでは見たことないけど。私、実はリンガーハット大好きなんですよ。長崎といえばチャンポンでしょう?で、私住んでいた3年間、いろいろなチャンポンを長崎で頂きました。有名どころといえば、長崎中華街の某中華料理店でしょう。いつでも観光客が長い列をつくってそこで チャンポンを食べようとしてます。私も一度食べました。が、高いだけで、ほかのチャンポンとの違いを発見することができなかった。
イエローキャブフォールズチャーチ
だいたい中華料理屋さんのチャンポンって、海鮮もりだくさん!という感じで、カキやらアサリやらがたっぷり入っているんですね。私は魚介類はちょっと苦手で、注文のときは、「すみません、貝とかあったら抜いてください」とお願いしていたんです。と、ちょっとチャンポンのコクがなくなるんですよね。それで、どんな有名なお店のチャンポンでも私にはなんだか物足りなかった。で、そこでリンガーハットが出てくるんです。私は熊本生まれでリンガーハットには昔から馴染みがあるので、アレは全国チェーンだと勝手に思っていたんですけど、本当のところはどうなんでしょう?一応、知らない方の為に書きますが、宣伝の歌は、"なっがさっきちゃんぽーん、りーんがーはっとっ!"という感じで、つまりは長崎チャンポン� �チェーン店なんですね。えへへ、そのまんまですね。
お値段もすごく安くて(200円台もたくさん)、ファミレスと呼ぶにはちょっとどすこい系のおばちゃんたちが働いていたりして何か庶民的なんですけど(しかも注文はレジで食券を買う)、スープは、すごくおいしいです。安いので、海鮮系の具は入ってなくて私も気楽。しかも、セットというのがあって、ぎょうざとセットだったりおにぎりとセットだったり、チャーハンとセットだったりしてお腹いっぱい食べることができます。郊外型のリンガーハットだと24時間営業のところもたくさん。
長崎では浜の町電停の目の前のリンガーハットは毎日結構混雑してましたね。いやあ、ローカルですけど。あそこは確か、24時間営業で、飲んだ帰りとかに寄ったりしてました。飲み会が終わって帰る前であろうお父さんとかもたくさんいましたよ。ちゃんぽんももちろんおいしいのですが、皿うどん(細めん)、つまりえっとあれは全国的には何と呼ぶのかしら?カタ焼きそば、かなあ?ぱりぱりした麺に、どろん、としたソースがかかっている、アレです。あれもなかなかでした。リンガーハットでは、お酢が常備されていて、あれにお酢を入れるとすごくおいしいんですよー。
パームハーバー、フロリダ州では、どのような郡である
たかがリンガーハットくらいで、とお思いの九州人もいらっしゃるかもしれませんが、他と食べ比べてみれば、案外私に賛成という気分になるかもしれませんよ?あのサッパリした味は、秀逸です。スキです。あれ、随分脱線しましたが、えっと、そうそう、そのリンガーハットの商品を買い込んで帰ろうか、ということになったんです。相変わらず安そうだしね。ちなみに、長崎のリンガーハットでお持ち帰りのちゃんぽんのことを「おみやげちゃん」といいます。おみやげの、ちゃんぽんだから。メニューにもちゃんと「おみやげちゃん」と書いてあって何だかその響きがすごくかわいかったのを覚えています。
説明がヘンに長くなりましたが、そう、それを買って、そのあと昨日チケットを買ったクルーズに行ってきます!
夜中の12時を過ぎたところです。今まで、テレビでレコード大賞があっていたのでまた、ぼーっと見てました。あー、疲れた。今日はあれからジャパンタウンに行って、お昼を天ぷらざるそばなんてもので済ませて、食材を買ってスターバックスに行ってモカを飲んで、ダウンジャケットを部屋に忘れたことを思い出して取りに戻って、それで海辺に着いたのが3時半。クルーズへのボーディングは4時だったのでちょうど良い時間になりました。
まず写真を突然撮ってくれてから、船に乗り込みました。あとで知ったのですが、この写真は後程売りつけられます。私は例によって自分のうんざりする顔の為、購入は断念。でもなんと20ドルなんですよ!みんな、面白いほどみんな、買ってました。やっぱり自分の写った写真を捨てられるのはつらいですものね。分かる気はします。
乗り込んだあといよいよ出発しましたが、なかなか荒い操縦で、ちょっと船酔い気味になってしまいました。島に到着して、ジムと名乗るちょっとあやしい雰囲気を持つガイドさんがアルカトラズ島について説明。大まかに言うと、100年弱前、その島は合衆国政府の刑務所だけの島だったんですね。つまり、アメリカにたくさんギャングが居た頃のお話。アルカポネなんかが入れられていました。"Escape From Alcatraz"とか映画なんかに良く使われていますね。これはクリントイーストウッドでしたっけ?あと、最近だと"The Rock"ですね。ニコラスケイジとショーンコネリーの。これらの映画をビデオで見ていただくと、この島のことがそれはもう、はっきり分かると思います。
ウィロースプリングスミズーリにあるもの
が、蛇足程度に説明を。この島はネイティブアメリカン(アメリカンインディアンのことですね)が昔むかしから住んでいました。が、スペインの船が島を発見し、アルカトラズ、と命名。だから「アルカトラズ」と、スパニッシュなんですね。そしてその後Civil Warの時代に政府や軍がこの島に注目、ネイティブアメリカン達をリロケートしてここを刑務所の島にしたわけです。その刑務所も刑務所、普通の刑務所ではとても手におえない囚人たちを入れる、ものすごく厳しい刑務所だったわけです。だから囚人たちも、いわゆる、「有名人」なんですね。ですがその後、ネイティブアメリカン達は合衆国でいろいろな権利、例えばアイゼンハウアーなんかの時代にやられた納得のいかない様々な条約の見直しをさせる権利や、言論なんかの権利などを手にいれて、それと同時に追いやられたリザベーションからの移動の権利も手にいれたわけです。そしてアルカトラズはインディアンの土地だ、ということでボートにてランディング。島の看守達は知らされてなかったので非常に驚いた、というおま� ��付きですが、その後合衆国はその刑務所の管理にかかる費用や管理体制自体の難しさなどから刑務所を閉鎖しました。そして島にインディアンが住もうとしたりサンフランシスコ側の絶景を見ることができるという理由からちょっとしたリゾートにする計画などあったりしたものの、今はナショナルレクリエーションエリアとしてこのアルカトラズ刑務所の歴史を後世に伝えるための島になっているということ。
ガイドのジムったら出っ歯だったしこもった英語で私ったら結構聞き取りに苦労したんですけどもし間違っていたらゴメンナサイ。まあ、一言で言って不気味な島でした。建物は古くてカビ臭いし、独房なんて単なる穴だったし。でもなかなか興味深かったですよ。私は北海道に旅行したときに網走刑務所を訪れたんですけど、あの時代背景はちょっと確かではないものの、断然このアルカトラズ島の方がすすんでますね。壁にはラジオ用のジャックがついている部屋もあったし。あ、そうそう、もちろん囚人には多数脱出を試みたヤツがいて、銃撃戦のあとなんかもありました。今イチ把握できなかったのですが、一応1回だけ脱出に成功したチームがいたみたいですよ。でもその後誰もその人達を見ていないので、島から脱出できた� ��のの海で溺れたのでは、とかそういう推測の世界になっていて真相は分からないらしい。ちゃんとダミーで自分の頭をつくってベッドに寝ている様に見せかけたりしたみたいですよ。余談ながら、あの島の様子からみて私から言わせてもらえば彼等は逃げおおせたとは思えない。
最後に島で上映されていた12分くらいのフィルムを見てきたんですけど、なかなか笑えました。その当時刑務所に入れられていた、という字幕付きで人の良さそうなおじいさんがでてきて当時の思い出を語ったりしてたから。おおお、お前か、凶悪犯は、という感じです。みんな笑ってました。あ、そうそう、刑務所内では、オーディオガイドとかいってウォークマンを聞きつつ見て回れるようになっているんですね。それが刑務所の建物に入るや否や、私はあれよあれよと"Are you a Japanese? OK, take this!"なんて言われて勝手に日本語のガイドのシステムを身に付けることになってしまったんですけど、あの日本人を見極める彼等の正確な眼力は何かしら?まあ、それはさておき、そのガイドものすごく面白かったですよー!どんなに英語できる人でも、これは日本語を聞くべき。囚人の話、とかいってその人自身の声が入っているのですが、それにかぶって日本語訳をしてくれるんですね。それがもう大笑いです。「いやあ、ここじゃあハジキもってるヤツなんかいねえ、誰がドンなんてかんけえねえのさあ」とかいってナマっているんですよ。英語も聞こえるからさらに面白い。まったく普通の英語なんです。"Nobody had guns."とか普通の事を言っているだけなんです。何であんな訳になったんだろう。とにかく笑えます。
あと、ナレーターの人は「では左にまがってください」とか言うんですけど、妙に命令口調なんです。思わず言うなりに動いてしまいました。あはは。例えば食堂で、「では座ってください」とか言われて素直に座ると、他のみんなも、それぞれの言葉で、座れと言われているんでしょうね、素直にどんどん座るんです。そしてしばらくして「では立って窓から外を見てください」とか言われると、みんなぞろぞろ窓に行く。まるで囚人です。いやあ、ハタで見ていたらもっと面白かったことでしょう。疲れたけど面白いクルーズとなりました。
ところで今日ジャパンタウンに行ったときにスタクラがあったので、「これがスタクラかああ!」と妙に感動して5ドルだしてつくってしまいました。これ面白いですねえ。なんて言っているとなんかすっかり日本から取り残されてしまっていて恥ずかしい気もしますけど。というわけで、あら、もう12時半になりました。明日はいよいよサンフランシスコを後にしてまた北上します。おやすみなさい。
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